ラベル シャリー50用エンジン(6V CDI / CF50E3******) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2021年10月20日水曜日

点火プラグの減り方

中古エンジンに付いていた点火プラグ(写真上)の減り方がかなり進んでいたので新品(写真下)と比較してみる。ここまで減る前に交換してしまうので、摩耗が進むとこんな風になるんだなと。

どちらもNGKのC5HAなので新品時の形状は同じハズ
WORN SPARK PLUG 摩耗したスパークプラグ
点火プラグが一般的に中心電極が減って丸くなると言われているのでそこは想定内。中心電極以外も摩耗が進んでいて外部電極も斜めに減り先端になるほど薄くなっていますね。中心電極の外側の碍子も新品に比べ明らかに短いので碍子も減るんだと初めて知りました。

2021年10月13日水曜日

CHARRY50(6V CDI)用エンジンの腰下分解

ヤフオクで購入したシャリー6V CDIエンジンの腰下の分解作業に入る
ジェネレーター・エキサイタコイルは、6Vポイント式と似ている形状

ジェネレーターベースの皿ネジは舐めやすいので、電動インパクトレンチで緩める。ハンマーでぶっ叩く手動のインパクトレンチも持っているんですが車載だと作業しにくかったりで、電動インパクトレンチ使えるんじゃ?と使ってみたら楽すぎて戻れなくなる。手動のと比べてもネジ頭の痛みも少ないし。

オイルの溜まっていた跡が真っ黒だけど年式考えたらこんなもんか?

遠心クラッチ側の作業に移る。
ガスケットが新しい緑色のものになっていたので、割と最近分解しているような?とバラしたらクラッチのセンター部分のグリスも新し目なので修理?で分解していそうな感じなので、ちゃんと点検して方が良さげ?

クラッチのところの皿ネジも舐めやすいので電動インパクトレンチで緩める。

センターナットを見たら、専用工具を使わずにマイナス貫通ドライバー当てて回した形跡が・・・。見た感じ昔からこの系をいじっている人が作業した感で確実にクラッチ外す修理してますね。
今じゃ1000円切ったぐらいの価格から専用工具が簡単に購入できますが、昔はそんなことは無かったので昔からこの系いじっている人の中には、こういう作業をする人も居んだろうなと。
オイラも四半世紀近く前の学生だったとき、先輩にこの特殊ナットはマイナス貫通ドライバーを当てて、緩めたり、締めたりすると教えられたし。

専用のSSTはこんな感じの工具ですが、オイラの持っているものはソケットレンチを差し込む1/2sqの四角穴が奥まった位置にあるのでのエクステンションを別途用意しないと使えなかったり

ピニオンギアは17Tでした。

オイルポンプから出ているシャフトは凹で12V用に近く、薄っぺらいガスケットが入っているタイプ。

プライマリードリブンギアを外したところ。
細々と外せる部品を外す。

ガスケットの隙間にカッターの刃を打ち込んでは、抜いて・・・。を、全周チマチマ繰り返し何とかクランクケースが分離
相変わらずクランクケースの下側真っ黒だな~
摩耗を見るとそんなに走っている感はないのだけれども、オイル交換全然されていない個体な感じ?

キックスピンドル。6VなのでAキックかと思いきや、ローのギア比から21TだろうからBキックの可能性も?と確認すると、21TのBキックでした。

クランクシャフトは、6VなのにRクランク?

3速ミッション。ニードルベアリングに嵌るシャフトの径はメインが14mm、カウンターが13.5mm

クラッチ側のクランクケース
HMマークに下に刻印があって1となっていました。

ジェネレーター側のクランクケースを観察。
 HMマークに下にある刻印はこちらは2となっていました。

改造するとなると6Vの部品ではなく、基本的に12Vのものを使う必要がある??? どういう仕様で組もうかな~

2021年10月12日火曜日

CHARRY50用クラッチカバーのリペイント

部品取り?改造ベース?用のシャリーのエンジンについていたクラッチカバーが傷らだらけで見た目が悪いのでリペイント。
作業前の写真を取り忘れ、肝心のクラッチカバーの汚れの記録が無く、ギリギリ写りこんでいる写真を持ってくる

剥離剤と、真鍮ブラシであらかた塗装を落とし、400番の耐水ペーパーで傷を削ってから中性洗剤で洗って、溶剤系のクリーナーできれいにする。数日放置後ラッカースプレーでリペイント。
ちゃんと脱脂したつもりだったのですが、ポツポツと塗装がはじかれる。しかも塗装のノリが悪くてちょっとこすると剥がれる感じ?
オイルにさらされる部品は、目に見えないようなピンホールとかヘアクラックとかにオイルがしみ込んでいて、いくら表面をきれいにして脱脂しようが塗装をはじくというのはよくある話で、黒塗りのブラケットなんかだと厚塗りして誤魔化すなんてよくやりますが、見える部位の部品だから厚化粧はみっともない。

パテとサーフェーサーで下地作るのも手ですが、熱や経年劣化でパテが取れてきたりとその場しのぎにしかならず、プライマーを使ってみるかと考える?
サーフェーサーは使ったことがあれどプライマーは使った経験が無く、ミッチャクロンというプライマーを半分実験のつもりで使ってみる。

再度塗装を剥離して、ミッチャクロン本体に書いてある説明通り2度塗りし、1時間ぐらい放置して乾かしてからラッカーで軽く塗装。元よりはかなり改善されたものの若干ハジキが見られたのでハジキ気味の部分にもう一度ミッチャクロンを吹いて乾かしてから、本塗装。

よく見るとポツポツが何個か見られるものの、概ねきれいに塗装出来たのでこれで妥協する。
細かい耐水ペーパーで表面をナラシて、プライマー塗って、再塗装とかすれば良くなるかもしれない?けど、これ以上を求めても経験的に悪化させる気しかしない。


2021年9月8日水曜日

CHARRY50(6V CDI)用E3シリンダーヘッドのエキゾーストスタッドボルト折れを修理してみる

分解したシャリーのシリンダーヘッド。使う予定はないのだけれども全バラして洗浄して使える状態にしてから保管しておくかと、エキゾーストのスタットボルトを外そうとしたらピクリともせず。スタッド自体の状態は悪くなかったのですぐに諦めればいいものを・・・。
浸透剤塗って放置して、叩いて、スタッドボルトリムーバーで回してもピクリともせず、浸透剤塗って・・・。最後はバーナーでスタッドを熱して・・・。なんて思いつくことは一通りやっていた途中でスタッドが折れる。あとは、ナットをスタッドに溶接してもらって回すぐらいしかないか~。という感じ

このぐらい頑固だと、経験上エキストラクタあたりを使ってもエキストラクタが折れる可能性が高くエキストラクタが折れると取り除くのが難しくあきらめるに近いことになるので、練習がてらスタッドボルトに穴をあけて取り除くことにする。
ま、このヘッドは使う予定が無いので失敗しても問題ないし。

なるべく真ん中に、なるべくまっすぐ穴をあけるために、面をやすりで削って平らにしてからポンチで真ん中をと思われるところにマーキング。

ボール盤なんて持っていないので、最近便利に使っているドライバー型の電動ドライバーにドリルビットを取り付けて穴あけ。
穴径4.2mmでネジ山が見えてくる。若干穴位置がずれているか?

ほぼ真っすぐ穴は開いたものの、上側に0.5~1mmぐらいずれたようで下側に鉄のスタッドの残骸が残る
知り合いにボール盤か、フライス借りて穴位置ずらして穴あけなおしてヘリサート入れるかな~。ま、このままでも問題なく使える気がするけど???

ヘッド組むときは、ここは焼き付き防止剤塗らないとダメそうだ。初めからヘリサート加工してしまうのもありかもしれない。

2021年8月8日日曜日

CHARRY50(6V CDI)用エンジンの腰上分解

オークションで部品取り用に不人気で3週間ぐらい誰にも入札れていなかったCHARRY50用のエンジンを購入。

エンジン型番的には[CF50E-3******]で、殆ど情報が無く、たぶん角目のシャリー用?
6V CDIという中途半端な仕様で12Vへの移行時期の過渡期エンジンみたい?
6Vなんだけど、Daxの6Vとは互換性が無く、かと言って12Vと同じかと思ったら、コンロッドが12Vより短いという噂があり、その通りなら12V用のボアアップキットを使うと圧縮比が低くなってパワーが出ないとかナントカ?で、使える部品がほとんど無いから普通は手を出さないんだろうなと

Daxを12V流用クロスにして、リターンミッション化する予定があるので、その時に余るDax用の3,4速とシフトドラムを使って、シャフトの溝加工とかが必要になるにしても遠心クラッチ、4速ロータリーエンジンが出来ないかと考える。その辺の互換性はよくわかっていないので妄想通りにできるかは?



分解前にエンジンオイルを抜く

思ったよりエンジンオイルがきれいで、金属粉とかも時に見られなかったので一安心。目算誤り、用意した受け皿いっぱいになる。

カムチェーンテンショナーボルトを外したら、なぜか先端が斜めに減っている謎。カムチェーンテンショナーロッドは12V用と同じ油圧のオートテンショナーだったのになぜこのボルトが減るの?

6Vなのにカムプーリーが12Vと同じ2点止め

カムは12Vと互換性のあるの?と外したら、12Vに比べシャフトの軸径が太くベースサークルも大きいような? (90ccとかで使われている”太カム”と言われるカムと同じっぽい?)

ピストン上面は実働していたんならこんなもんでしょ

シリンダーヘッド。吸気バルブ19mmぐらい、排気バルブが16mmぐらい。50ccだとこんなところ?

スキッシュエリアの外径が38mmぐらい

シリンダーを外そうとしたらガスケットが張り付いて外れず。全周カッターの歯をハンマーで歯を折らないようにコツコツ叩き入れガスケットを切ってから叩いたらたら無事外れる。

スタッド引き抜きはスタッドボルトリムーバーで外す

スタッドは傷も無くきれいに取れたけど、錆びを考えると再使用は???

シリンダー高は62.7mmで、試しに購入してみた12V用の72cc中華ボアアップキットのシリンダー高さと同じだったので腰上は12Vと互換性がそれなりにあるみたい?

事前調査からピストンはピン上の高さが違うかも?と、思っていたけどこれも中華ボアアップキットのピストンとほとんど一緒みたいなので問題なさげ。噂が間違っていた?微妙な年式で仕様が違う?不明。