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2021年5月23日日曜日

Dax70温まるとエンストする病の原因はオーバーフローでした。半年近く悩んだ故障がようやく完治。

始動後しばらくすると調子が悪くなることから温まると調子が悪くなると思い込み、そこから推測して不調の原因として点火系を疑い、ポイントコンデンサを交換したり、エキサイタコイルを巻きなおしたり、プラグキャップを交換したりして改善はするものの完治せず。
点火コイルやプラグコードも交換しているし点火系で交換していないのはポイントぐらいで、ポイントは見た感じ経験上全く問題なさそうなので、あとはキャブレター?

不調時はエンジンかけて数秒間はアイドリングしていて不調になったと感じたとたんアクセル操作をどのようにしようが止まる、アクセルを空けていようが止まるのでアイドリングを上げておいても変わらない、最後はエンジンがそもそもかからなくなる。しばらくするととかかる。という感じで完全に点火系のせいばかりでは無さそうなので、手を付けていないキャブレター周りで中華製メーカー不明、3輪バギー用と思われるビックキャブに交換してみようと考える
完全コピー品?
ジェットの入手とか、マニホールドとの段付きとか問題はあるのだけれどとりあえず取り付けできるか見てみる


心配していたキャブレターからのアクセルワイヤー取り出し口の干渉は無さそう。

全開に出来ない心配をしていたものの、いざ組み立てようとするとアクセルワイヤーの長さが足りず逆に全閉にならなくない?

思った通り全閉になってない

手元の方で調整できないか分解したところ、調整不能。ばらしたついでに掃除してケーブルに注油、可動部にグリスを塗って元に戻す。
構造がよく分からず分解するのをためらっていたのですが、勢いで分解して想定外のメンテでアクセル操作がスムーズになる。
もっと早くやっておけばよかった

キャブレター交換するにはいろいろと部品が足りないので、純正キャブレターを付けるしか無い?
純正キャブレターを分解してみると・・・。フロート室になみなみとガソリンが入っていて、フロート室にガソリンがこんなに溜まるんだっけ?
フロートの油面跡がオカシクね?この油面跡からするとフロートが上面いっぱいまで上がった状態になってる。

これ、たぶんフロートバルブ閉じていない系のオーバーフロー。

普通はオーバーフローすれば、キャブレターの蓋に付いているオーバーフローパイプ経由でガソリンが流れ出てくるんですが、このキャブレターはオーバーフローパイプの調子が悪く一度分解して掃除はしていて、その時にドレインコックを回してもほとんどガソリンが排出されないという不具合がありオーバーフローしても出て来なかったから、なおさら気が付かなかった。
外して横にしてもほとんどガソリンが出てこなかったので、むしろキャブにガソリンが行っていない方を疑がったぐらい。

不調発生の流れはたぶん
最初は正常で普通に始動、動いているうちにフロートが動きフロート室に燃料が満ちていく、オーバーフローから排出されないので、余分な燃料はキャブレターからエンジンに流れていき燃料が濃くなりすぎて止まる。


一度フロートバルブを外して掃除してから、フロート高さをテキトウに調整して油面を下げる。オーバーフロー系の調子が悪いフロートカバーは中華キャブから移植
中華キャブレターから取り外したフロートカバーの方が鋳肌も綺麗で精度も高そうだし、燃料コックの形状が違う事さえ気にしなければ、純正補修パーツと言われても疑わないレベル。

片道数百メートル走り、買い物して帰ってきた結果。快調だったので大丈夫かな~
最近だと確実に再始動困難になる距離だし

本当はもう少し遠出したかったのだけれども、今日は午前中にプラグキャップの交換で完治したと思い込み買い物に出かけ、帰宅しようと再始動したところアイドリング数秒後エンスト状態で、押して帰る羽目になり疲れたので、万が一遠出した先で不調になると押して帰る気力がない。

オーバーフローが起きていたとなると、エンジンオイル希釈が起きている可能性が高いのでオイル交換しないとダメかも?

2021年5月16日日曜日

Dax70のプラグキャップを点検

Dax70の温まるとエンジンが止まってしまい、再始動が困難になる症状
結局、温まると点火の火花がが弱くなっているようで?

でも、エキサイタコイルは巻きなおしたし、コイルはウオタニに交換、プラグコードも新品、プラグも新品と一通り交換したつもりで、残っているのはポイントとプラグキャップぐらい。

プラグキャップなんて、プラグコードからプラグの所に接続変換するアダプタだから壊れないでしょ?と、思っていたのですが念のため抵抗を測ってみると
デジタルテスターの測定範囲外・・・。断線。測定値は出ないものの測定中のバーは動いて計測しようとしているので100MΩ以上あるようだ。
数百ボルトかかると絶縁破壊して電気が流れ、辛うじて火が飛んでいた的な?

プラグキャップについて調べたところ、まさかの雑音防止用の抵抗入りのようで5kΩぐらいが正常値らしく、2輪は抵抗入りのプラグキャップなんてものを使ってんだ、知らなかった。
プラグキャップに抵抗が入っているということはレジスタープラグを使っていたので、抵抗が2重になっていたわけで更に火花が弱くなる。ダメじゃん。

知り合い曰く、分解できるタイプのプラグキャップは、分解すると抵抗を外せるものが有るそうで、外した白いセラミックのようなものを銅に置き換えれば抵抗なしに改造出来るらしい?

確認したら分解できそうなので分解

分解はできたものの、抵抗を取り出すことはできないようだ?

近所の南海に行ってプラグキャップを探したところ、KITACOのプラグキャップが抵抗なしだったのでこれでいいやと購入する。

HM(たぶんHonda Motor)の浮き文字が無いだけでDax純正と外観がホボ一緒でした。
これで不具合解消なるか???


久しぶりに休日に晴れたのでプラグキャップを交換したところ、あっさりエンジン始動。今まで調子のいい時でもあったアイドリング時の不整脈もなくなって安定したアイドリングになる。
不具合解決???と、調子見がてら近所のスーパーマーケットまで行ってみる。行きは快調でプチ遠出しようと思ったものの、買い物後再始動したところ数秒アイドリングして急に不調になりエンストする症状が再発、アクセル開けてもあおっても一瞬回転が上がってそのままエンスト。ガス欠???でも、燃料は入っているし、Dax特有の燃料キャップもON状態。



2021年4月1日木曜日

Dax70のエンジンが温まると調子が悪くなり点火しなくなるのでエキサイタコイルを巻きなおす

暖かくなってきたのでDaxを引っ張り出す、軽くチョークを引いてキックしたら一発始動で安心していたら、アイドリングで調子を見ていたら温まってくるに従って調子が悪くなってくる、アイドリングが続く程度に回転を上げて住処の周りをぐるっと調子を見ながら走ってみる。 アクセルを開けてやると一定以上のところから加速せず調子悪い、住処近くの交差点で停まって左右を確認しようとしたところそのままエンスト、エンジンかからないし、300mも走ってないんだけど?
押ながら帰宅し、キックしたらあっさりエンジンがかかるけと、すぐエンスト。今度は止まらないように始動に合わせアクセルを開けると軽く吹け上がったと思ったら、急に回転が落ちてエンスト。いろいろ試すも回転が続かず、最後はエンジンがかからなくなる。プラグを外して点火を見るも火が飛んでない。冷えると飛ぶようになる。

点火コイルも、プラグコードも、プラグ、コンデンサも新しいし、温度特性を持っているのはコイル系か、コンデンサ系が怪しいので、去年はコンデンサを交換して治ったつもりでいたんですけどね。

あとはエキサイタコイルぐらい?新品の補修部品は手に入る気がしないし、互換品とかよくわからないので現品を巻き直しするしかないか~


エキサイタコイルを取り外す。抵抗を測ると3Ωぐらい?
もともと巻いてあったエナメル線を解いて、新しくエナメル線より皮膜が強く耐熱性の高いポリウレタン線で巻きなおすことにする。特に絶縁破壊とか、リーク、焼けのようなものは見当たらなかったので、不具合は他の原因かもしれない?

巻線を解いた時に数えたら405巻?ま、解き中に解いたエナメル線の処理に気を取られカウントが飛んだりしたのでイマイチ自信がない。ネット情報だと400巻らしい誤差の範囲?となると、必要なポリウレタン線の長さは一巻きが40~50mmなので400倍して20m有れば足りると思いますが、購入しようとしたら10mの上がいきなり100mという感じ。
一層で70巻前後だったので、目安は5層+50巻ぐらい。いい加減な性格のため10巻ぐらいは誤差と、5層巻いて最初の1層と最後の50巻だけちゃんと数えて、回数よりはきれいに巻くことに注力。

巻き終わったあとに抵抗を測ると2Ωぐらいと、なぜか抵抗値が低下。

絶縁用のアセトテープを巻いて、高周波ワニスで固めて完成。