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2021年6月27日日曜日

HONDA Dax70をキタコのハイカムと強化バルブスプリングに交換する

去年の夏ごろにハイカムへの交換をやりかけたものの、準備不足で途中挫折し、
 HONDA Dax70をキタコのハイカムに交換しようとして途中で挫折する
その後謎のエンジン不調にみまわれ、主原因がオーバーフローと判明するまで半年近く費やし、カム交換ドコロではなく、そのままでした。

前回、12Vエンジンと違い6Vエンジンはシリンダーヘッドを外さないとカムが外せない事を知らずにバラしはじめ途中挫折し元に戻す元兇になった新品ガスケット類等の部品も入手したのでカム交換しようと思い立つ
Dax70 エンジン

シリンダーヘッドを外す邪魔になると思われるフロントフェンダーをずらし
Dax70 フロントフェンダーずらし

マフラーを外し
Dax70 マフラー取り外し

圧縮上死点を出す。
Dax70 圧縮上死点

シリンダーヘッドを外す
Dax70 シリンダーヘッド取り外し

ちょっとピストンを下げてシリンダーの確認。段差も傷も無く良好な感じ。
Dax70 シリンダー状態

カムとバルブスプリングだけの交換で、バルブ周りは触るつもりは無かったつもりだったけど、バルブスプリング交換するならバルブも外すよな~と、作業を始めてかなりバラシたところで今更気が付く。
Dax70 シリンダーヘッド
今頃になってバルブスプリングコンプレッサーが無いとバルブスプリングの交換が出来ないじゃん!!と、

バルブスプリングコンプレッサー自体はKTCのMCVU5とかいうのを持っているけど、4輪で使う一番大きいアダプタしか持っていなくて径が合わず。しばらく使っていないので探すのもメンドクサイし、見つかったところでたぶん径が合わず、アダプタを追加購入しないと使えない・・・・・・。

バルブスプリングの交換はまたの機会に?とか考え始めたところで、昔~々~四半世紀ぐらい前の学生だった頃にスーパーカブのエンジンを使ったエコランを部活でやっていたんですが、部の先輩がバルブスプリングコンプレッサーをカリパクしてて「1年以上前に借りててその後一度も返してくれと言ってこなかったし、1年以上経ってるから、もううちの物だ」トカ?いうジャなんとかみたいなことをのたまい返してくれず、苦肉の策で考えたカブのバルブを外すのにオフセットメガネレンチ使ってタペットカバー上のブリッジを支点にリテーナーを押してコッターを外す技を思い出す。

燃焼室側にウェスとか突っ込んでバルブが動かないように&燃焼室に傷がつかないようにしてから、リテーナーを押して、磁石でコッターを回収。
Dax70 カブ バルブスプリングコンプレッサー オフセットメガネレンチ
Dax70 代用バルブスプリングコンプレッサー オフセットメガネレンチ
100均オフセットメガネレンチは短く力が入らずバルブスプリングを押しきれずイマイチ、オフセットの曲げ点は丁度ブリッジのところに来るから悪くはないんだけど、もうちょと長さがあって・・・。ま、どうせバルブも2本しか無いので足でヘッドを押さえるとかしながらなんとかする。
後から考えると、昔は横幅がギリギリ隙間を通るかぐらいのもっと大きな14mm?17mm?のオフセットメガネレンチを使ってたような?と、

バルブシートはカーボンが噛みこんでんな~。すり合わせして虫食いしてなきゃいいけど
Dax70 シリンダーヘッド 燃焼室

エギゾーストバルブは当たり面がカーボンで真っ黒
Dax70 バルブ

軽く擦り合わせしたらカーボンがのっているだけだったみたい?テキトーなところで妥協する。ポートはチラ見したら、特に下側の曲がり角が削りたくなる形状をしていたけど手を入れだすとキリが無くなるので見なかったことにする。
Dax70 バルブすり合わせ後

シリンダーヘッドの当たり面が汚く、砥石で修正面研。油砥石は高価だし、アルミを削るとすぐに目が詰まって、仕上げ面がきれいになった試しが無いので、普通の包丁用砥石を流用して平面を出して工作専用で使っています。しかも水研ぎ。
Dax70 シリンダーヘッド 修正面研

面研・掃除後。
Dax70 シリンダーヘッド 簡易OH後
燃焼室と排気出口の間の所にに製造時の加工と思われる微妙な凹のフライス傷がまだ残っているんですが、燃焼室の周りは面が出たのでいいやと妥協。やり過ぎると圧縮比が上がるのはいいとしても、平面狂ったり、バルタイ狂ったりするし。
どうせすぐにカーボン付くしな~と、おおまかに落としたところで終了。

強化バルブスプリングもKITAKO製にする。(強化バルブスプリング 303-1013010)
dax70 キタコ 強化バルブスプリング交換 303-1013010
右の純正に比べ巻きが荒く、インナースプリングは逆巻きになっている。
4輪用のダブルスプリリングってサージング耐性を上げるのにアウターとインナーがカツカツなんですが、スカスカなので単純なバネレート稼ぎ?

左がハイカム、右がノーマル
Dax70 キタコ ハイカム比較

ガスケットは4枚と、エギゾーストガスケットを交換
dax70 カム交換に必要な ガスケット

ロッカーアームは当たり面に段差もなく問題ない感じ
Dax70 ロッカーアーム

部品をきれいにしてもとに戻す。強化バルブスプリングのせいでコッターを入れるのにちょとてこずったぐらいで無事カム交換終了。
Dax70 ハイカム交換 終了

様子見で近所を軽く流した感じでは、気持ちアイドリングの排気音が大きくなったような? 微妙に排気音が大きくなって勘違いしているかも?だけど、低速から前よりトルクが出ている感じもあり交換してよかったかなと。

2020年8月7日金曜日

HONDA Dax70をキタコのハイカムに交換しようとして途中で挫折する

挫折から約1年越しでカム交換終了
HONDA Dax70をキタコのハイカムに交換する

収束宣言?安全宣言?も出さずにGotoトラベルキャンペーン前倒しって意味不明なことをやってくれたおかげで、発令後一気に世間の空気が変わりお盆の帰省ができなくなる。Gotoトラブルキャンペーン発令前は、お盆はなんとか帰省がてらちょっとブラブラも出来るかなと、思ってたんけど??? 夏に青春18切符買わなかったのは、四半世紀は無かったなと。
Gotoバラマキキャンペーン取り消すか、言い訳しないで出歩けるように収束宣言出すか、どっちかにしてくれ。Goto撤回しないということは、政府は収束したと判断しているとしか考えられないのだから!!


急に夏休みの予定がなくなったどころか、感染者の増加をみていると生活圏から出る気になれないので、暇つぶしに家で作業できるカム交換でもするかと考える。

そのうち交換するつもりで、ちょっと前に購入していたキタコのハイカム。


すごく昔に購入していたタペット調整用の特殊工具を探し出してくる。

ま、無くてもタペット調整は出来るのですが、タペッド調整ボルトの回り止めナットの2面幅が9mmと、普通のホームセンターじゃ置いていない所も多いようなサイズで、カムスプロケットの固定ネジも9mmで、どうせいつか必要になるだろう???と

カムカバーを外すのに貫通ボルトを緩めないといけないので、プラグキャップを外し緩める。


圧縮上死点を出して



戻す時の位置合わせが楽になるようにカムスプロケットの合いマークのところのチェーンにマーキング。


カムを外すのにタペット調整ネジを緩める必要があるので、緩める前にタペットのクリアランスを見たら、吸気側は若干狭くなってるかな~、排気側は吸気側より狭く、これ温まったらほとんどクリアランス無いわって感じで、たぶんバルブが沈んでる感じ?
タペット調整ネジを緩めただけではカムが外れなかったので、ロッカーアームも取らないとダメなんだっけ? ベアリング軸受の新し目のやつはロッカアームそのまま外せる?

ロッカアームの軸受を外すのにオイルラインのカバーも外さなくてはと、3番頭のプラスネジ。ちょっと前まではインパクトドライバーを使っていたんですが、緩めるのが大変なので最近は電動インパクトです。何時かネジ山壊すかも?だけど


スタッドボルトがロッカーアームシャフトの抜けどめになっていて、ヘッドを外さないとカム交換出来ないじゃん。12Vのベアリング支持のタイプはヘッドを外さなくてもカム交換が出来たので同じだと思ってた。

ヘッドを外すとなると、交換が必要になるガスケット類とか、ついでに交換したい部品とかがあるし、タペットクリアランスを調整するだけでもとに戻すことにする。

タペットクリアランスは、吸気を0.04mm、排気を0.08mmに調整。


切れてしまったカムカバーガスケットは厚紙で自作して誤魔化す。


タペットクリアランスが適正値になったせいか?排気音がちょっと大きくなって、低速トルクが増えた気が?してみる。

2020年5月25日月曜日

Dax70 6Vエンジンチューニング?

いつかは排気量UPぐらいするかも?と、市役所でナンバー取得の際に排気量を上げた際はどうしたら良いのかを聞いたところ
オイラの住んでいる市では「改造申立書」と、登録時に使用した「軽自動車税申告(報告)書兼標識交付申請書」を提出すれば良いとのこと
(対応は市町村によって違うらしく、改造自体を認めないというところもあるらしい?)
原付きバイクボアアップ 改造申立書

その後、調べてみると、うちのDax70 6Vのエンジンは、Sクランクというクランクが付いていてチューニングには向かないもののようだと分かり、テンション下げ。
Sクランクの何がチューニングに向かないかと言うと、点火時期が固定というところ。

帯に短しタスキに長し、な? 低回転には早すぎ高回転には遅い みたいな?


チューニングの定番はやはりボアアップによる88cc化のようですが圧縮比が上がってしまうことが多いらしく、またテンションが下がる。
圧縮比を上げていくと、特に低速域はことのほか圧縮に必要な力が増える事によるロスの比率が高く、圧縮比UPによる熱効率UP分は圧縮ロスに食われてしまい、固定進角の回らないエンジンで圧縮比UPは効果が?で、排気量UP分のトルクが圧縮ロスに食われた結果、効果が行って来いで相殺され、ウェーバー比以内の改善じゃ違いがよく分からない的な事になりかねない?
(熱力学とかいう教科書には圧縮比が高いほど熱効率が上がる適な?事が書いてあり、熱効率が上がるってことはパワーも上がるでしょと、オイラもノッキングさえしなければ圧縮比は高いほどいいエンジンだと、昔は信じていたな~と。)


固定進角で圧縮比UPとなると、圧縮ロスより熱効率UPの取り分が上回り始める回転より上に合わせる方向で、アイドリング捨てた高回転重視の進角にして、カムも高回転型に変えーの、で街乗り難、的な?低・中回転の点火時期早すぎ問題はハイオクで気持ち誤魔化しーな、エンジンなるんじゃね?と、20代なら喜んで乗っただろうけど50歳の声が聞こえ始めているオッサンにはしんどそう。

固定進角のSクランクにこだわるかどうかで、同じ88ccボアアップでもシリンダー、ピストン、(シリンダーヘッド)なんかも違うらしく、最初の選択を間違うと部品買い直し沼?点火時期が固定な限りは、点火系の強化と、カム交換に給排気いじるぐらいまでで止めておくのが無難な模様。


本気でやるなら、クランク~フライホイール~ピストン~シリンダ~ヘッド~CDI・・・。クランクケース以外ホボ全交換コース的な?だったら最初から中古の12V系のエンジンを買ってきてOHして積み替えたほうが安上がりと?